ほうから流星群

■ほうから詐欺

 消防署の方から来ました、水道局の方から来ました等といって数人で軒並み消火器などを売り歩く詐欺まがいの商売があった。

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「ほうから詐欺」等と勝手に名付けていたが今でもあるのだろうか。

もちろん消防署から関係者が訪ねて来たのではなく消防署のある方角から来たということらしい。

たとえ近くの消防署の方角が反対であっても全国何処かの消防署は当てはまる。このような悪質な詐欺まがいの行為も今から考えるとかわいいものに見える。

インターネットで「100億円当たりました」とか、「今晩お会いしたいです」等のメールは嘘だと簡単にわかるが、Amazonやgoogle、銀行等を騙り悪だくみをする者もいる。アドレス等もぱっと見は違いが分からないし、画面などまるで同じである。

かろうじて騙されないのは、皮肉なことにインターネットのおかげだ。 怪しいことが起こる度にインターネットで調べると、同じことを体験している人が沢山おり事細かに情報と注意事項を載せてくれているおかげである。

■平成最後

何でもかんでも「平成最後」の大合唱だが、「平成最後」のお正月に「平成最後」の「しぶんぎ座流星群」を観察した。

■三大流星群

流星群はたくさんあるが三大流星群なるものがある。

「しぶんぎ座流星群」「ペルセウス座流星群」「ふたご座流星群」が「三大流星群」と呼ばれている。

1月4日の未明によく見えるのが「しぶんぎ座流星群」だ。

しぶんぎ座は漢字で書くと「四分儀座」と書く。四分儀とは昔に天体の高度を測定するために使われていた測定機器のことだ。しぶんぎ座は何処にあるのかと星座一覧で探しても載っていない。

「四分儀座」あるいは「壁面四分儀座」と呼ばれた星座がかつて有ったがかなり前に廃止されて今は「りゅう座」の一部になっている。

ほうから詐欺との関係だが、双子座流星群などと呼ばれているが双子座の中の恒星から噴き出してくるのではなく、双子座のある方から放出されるので双子座流星群などと呼ばれている。双子座の方から来た流れ星である。

流星の元は太陽の周りをまわる彗星が太陽に近づいたときにまき散らした塵の帯に地球が突っ込んでいったときに起きる。帯の位置は決まったところにあるので毎年同じ時期に同じことがおこる。

前回見れなかったので今年こそと布団に入り窓だけは開けて横になりながら眺めていた。

一つ流れ星が見えてだんだん大きくなり「パチッ」と窓枠に当たったように思えて起きてみてみると「ハウルの動く城」のカルシファーそっくりな火の玉がパチパチと何かつぶやいている。 夢か現実か分からないまま朝を迎え窓枠を見てみると黒く焦げた跡があった。はんだゴテで焦がした跡だろう等と野暮なことは言いっこなしだ。

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------------平成最後の1月16日-------------

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