最近は太陽が沈むと晴れてさえいれば南の空に「木星」が明るく輝いています。天文ファンや星占い界隈から木星と土星の接近が話題になってきました。
来る2020年12月22日に巨大惑星の木星と土星が視距離で0.1度に近づきます。
視距離(視直径、角直径)で0.1度と言われてもピンときませんが、五円玉をもって腕をいっぱい伸ばした時の穴の大きさが約0.5度と言われています。
太陽や月の視直径も約0.5度です。
五円玉の穴の大きさが5mmなので腕をいっぱい伸ばして持った1mmの穴の中に木星と土星が見えることになります。
あくまで地球上から眺めると近づいて見えるだけで木星と土星の平均公転半径の差は4.3AUあります。1AUは太陽と地球の距離です。
お互いが視距離0.1度の範囲に近づいて見えるのは約400年ぶりだそうで前回の大接近は家光が徳川三代将軍になったころです。家光のお母さんはご存じのように浅井長政の三女、江ですね。
木星は土星に一年で約18度づつ近づくので、一周360度を18度で割ると20になり約20年ごとに追い越していきます。
約20年後には同じように接近して見えるのですが追い越す位置も118度あまりズレていく事と、その時の地球の位置も影響して来ます。前回の大接近からは400年余りかかりましたが次回の大接近は意外に早く国立天文台によると40年後の2080年だそうです。
太陽、地球、木星の順で並ぶ「衝」になった日は7月14日で、土星が「衝」になったのは7日後の7月21日でした。
木星から見て土星が衝になる日つまり、太陽、木星、土星が並ぶ日は探しきれなかったので、両惑星が地球から見て衝になった日時から大雑把に計算してみました
全ての公転軌道が真円と考えて計算すると
土星が衝になった7月21日から121日後の11月19日になりましたが正しいかどうかは分かりません。
衝になった時点で24時に南中していた両惑星は5か月後の12月21日にはかなり太陽に近づき太陽が沈むころには高度が低くなり見にくくなっています。
占いに活用される方は問題にはなりませんが観察したい方には少し条件が悪くなっています。
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